先週の日銀の金融政策発表やその後の植田総裁の発言を受けて円売りが加速し、歴史的高値の158.4円まで上昇しました。
基本的にはこの上昇トレンドは継続し、160円を目指す動きになりそうですが、大きなイベントが控えていますので荒れた相場になるかもしれません。
今週の重要指標発表
- 水曜 FOMC政策金利発表とパウエル議長の発言
- 金曜 米雇用統計
今週の注目指標はなんといっても水曜の夜中のFOMC政策金利発表でしょう。
予想は金利据え置きですが、パウエル議長が今後の利下げ時期について言及したら大きな流れを作る可能性もあるでしょう。
日米の金利差の縮小は今年の為替相場の大きなトピックですが、いつ来てもおかしくない為替介入にも警戒しなければなりません。
植田総裁の円安容認発言や他の政府要人の円安警戒発言の無さは気になりますが、逆にそれが不気味でもあります。
アメリカのイエレン長官は介入は例外的でないと認められないと発言しましたが、すでに円安は例外的なゾーンに突入していますし、日本の世論も日銀の無策に対して不満が上がっています。
今週も介入やFOMC、さらに雇用統計と相場を動かすきっかけが目白押しですので、勝負所を逃さずにしっかりトレードしたいものです。
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